アリス
アリスはENFPです。好奇心から不思議の国に入り、同じ質でそこを進みます。あらゆるものに関心を持ち、誰とでも言い争い、筋の通らない世界の前提を受け入れることを拒みます。礼儀正しさはENFPの温かさです。粘り強さはENFPの意志です。彼女が抜け出せるのは、問うことを決してやめなかったからなのです。
アリスとENFPの心
アリスはENFPです。タイプは心理機能の序列によって決まります。特徴のチェックリストではなく、人が世界をどう知覚し、どう決断するかを左右する、心のはたらきの順序だった並びです。アリスの場合、その並びはNe(外向的直観)が先頭に立ち、Fi(内向的感情)がそれを支えています。この順序を理解すると、アリスが何をするかだけでなく、なぜそうするのか、そしてプレッシャーの下で、人間関係の中で、物語の転換点で、なぜそのように反応するのかがわかります。
アリスを動かしているのはNe(外向的直観)です。ありうるもの、まだ誰も見つけていないつながり、今この瞬間に潜む可能性への尽きない熱意です。補助機能のFi(内向的感情)が、それを本物の個人的な価値観につなぎとめます。アリスはただ可能性に興味があるのではなく、どれが本当に大切かを気にかけているのです。その結果、温かく、創造的に次々と生み出し、本物の深さも持てる人物になります。ただし、熱意と最後までやり遂げることのあいだ、ビジョンとそれを実現するのに必要な構造とのあいだの溝に苦しみます。繰り返し表れる弱点は劣等機能のSi(内向的感覚)です。アリスは過去や確立されたもの、日々の決まりごと、積み重ねられたものを軽く見がちで、そのつけを何度も払うことになります。
アリスがENFPの説得力のある例であるのは、タイプの説明のすべての項目を示しているからではなく、圧力の下でも機能の積み重ねが保たれているからです。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』の物語を決める瞬間、つまりストレスの下での決断、判断の失敗、まれな本物の成長の瞬間で、型は一貫しています。主機能は、アリスが最初に手を伸ばすものです。劣等機能は、不意を突くものです。
ENFPは世界をどう処理するか
すべてのENFPは、同じ心理機能の序列を通して動いています。その並びが、アリスが実際にどう考え、決め、行動するかにどう対応しているかを見ていきます。
アリス:ENFPのプロファイルが説明すること
アリスのENFPのプロファイルは、キャロルの最も完全な構築です。不思議の国のあらゆる状況に、十分な応答を妨げるために不思議の国がわざわざ生み出す状況も含めて、応答を生み出すNe主機能と、外の世界が破り続ける基準(「それは正しいやり方じゃない」)を与え続けるFiです。彼女は不思議の国に混乱しているのではありません。Neが処理できるより速く生み出すただ一つの環境に向き合うENFPです。あらゆる新しい可能性がまた新しい可能性を生み、劣等機能のSiが、そのどれも、不思議の国が実際に何であるかについての安定した枠組みへと積み重ねられない世界なのです。
お茶会、裁判、鏡の国を通じた彼女の粘り強さは、すべて、状況が手にある代わりの手の生成を超えていると受け入れることを拒むNeです。彼女はいつも切り口を見つけられます。その切り口がまた別の状況を生みます。その状況がまた別の切り口を求めます。彼女はいつも不思議の国の三つ後ろの切り口にいて、いつも次のものを生み出していて、それが、自分の生成の速さを追い越す世界に対するENFPの最も正確な関係なのです。
「いったいわたしは誰なの? ああ、それが大きな謎だわ!」。それは、本の主題として届けられた劣等機能のSiの問いです。劣等機能が必要とする安定した自己像を築く十分な条件を、機能の積み重ねが一度も持たなかったENFPが、その自己像の欠如を第一の主題にする世界に出会うのです。不思議の国は、劣等機能のSiの最も完全な肖像です。自分が誰であるかの積み重なった記録が手になく、主機能が状況だけから答えを生み出さなければならない世界なのです。
アリスがENTPでもINFPでもなくENFPである理由
アリスはINTPとされることもあります。問いの分析的な質、不思議の国の矛盾への論理的な異議の正確さからです。しかしINTPはTiの枠組みを築き、反復してそれを試します。アリスはNeの応答を生み出し、その一貫性を評価する十分な時間を分析が持つ前に、Fiでそれを支持します。彼女の論理的な異議はNeが生んだものです。不思議の国の規則のひとつひとつに、その規則を自己矛盾させる切り口を見つけます。分析が不思議の国の論理の構造のための枠組みを築いているからではなく、Neがいつも、今の状況が含む矛盾を見つけられるからなのです。
ENFJという主張は、温かさ、不思議の国の登場人物たちへの見かけの思いやり、関わり方の関係に関わる質から来ています。しかしENFJのFeは特定の人々を読み、彼らが必要とするものに応えます。アリスは、それぞれの状況に、それへの次のNeの代わりの手を生み出すことで応えます。登場人物たちへの思いやりはFiに基づいています。具体的で、即座で、分析なしに支持されます。ENFJなら、お茶会の社交の力学を取り仕切ったでしょう。アリスは、お茶会の前提の中の矛盾を見つけたのです。
決め手は「ここではみんな狂っているんだ」です。チェシャ猫はこれを一つの言明として届けます。アリスはそれを、次のNeの生成のためのデータとして受け取ります。みんなが狂っているなら、狂気が基準であり、その基準は、不思議の国でのふさわしいふるまいがどう見えるかについての、別のNeの捉え方を必要とする、と。ほとんどの人が方向を見失うと感じるであろう言明への、その即座の生成的な応答、つまり混乱ではなく次の生成こそ、本当に新しい情報に対するENFPの最も特徴的な関係なのです。
ENFPの性格
エネルギッシュで表現豊か、深く理想主義的なタイプ。ENFPはあらゆるところ、あらゆる人に可能性を見ます。課題は集中です。その熱意は本物ですが、幅広いのです。